あなたは子育て中にスマホを頻繁に見ていますか?または子どもに対してスマホを見せていますか?
これらは「スマホ育児」と呼ばれるそうです。
私もこの言葉を聞いた時に、毎日ではないですがたしかにスマホを見ながら子育てをしている瞬間ってあるなと思い当たりました。
私が子どもの頃になかったスマホですが、このスマホを絶えず見ている親を見ながら育った子どもは何か悪影響があるのでしょうか?
また子どもが少し大きくなり、スマホを扱えるようになった時、ゲームアプリなどをさせることは教育上問題がないのでしょうか?
子どもを育てる身としては、とても気になったことなので今回詳しく調べてみました。
スマホ育児の問題点
一般的にスマホ育児の問題点といわれているのが次のような事です。
子どもと親との関係の問題
子どもは親からの愛情がないのではないかと感じてしまう。
親とのコミュニケーションが不足し親子の関係性の欠落に繋がってしまう。
スマホ育児にはこのような問題があるかもしれないといわれているようです。まだ研究段階でありはっきりしたことは不明なようですが、やはりこれはありそうな話ではないでしょうか。
「でも子どもが小さかったらそんな事思わないのではないか?」と思う方もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。
言葉がしゃべれない時期だとしても、赤ちゃんはママの様子を見ていたりと周りの様子を敏感に感じ取っているものです。
自分のことをあまり見ずにスマホばかり見ている親を見て、赤ちゃんに良い影響があるわけないですよね。
またスマホを子どもに持たせておくと、育児から一時的に開放されるかもしれませんが、そればかりしていると親も子供に対しての愛情が薄れていくのではないかと思ったりもします。
子どもの視力低下の問題
直接的な問題として、子どもにスマホばかり見せていると視力が低下してしまう恐れがあります。
スマホからはブルーライトという視力低下の原因とされる光が含まれているからです。
最近では小学校の低学年の頃からメガネを掛けている子も多くいると感じますし、視力の低下というのは社会問題化しているのだと思います。
スマホが原因で視力低下が起こってしまえば子どもがかわいそうですし、なにより医療費や眼鏡、コンタクト代など、出費も増えてしまいます。
子どもの発達への問題
スマホ育児で長時間スマホをみている子どもは、言語の遅れがあるという研究結果があるそうです。
特に0歳から一切の赤ちゃんの時にスマホ動画を長時間見せると悪影響が多いといわれています。
本当だとしたらこれはとても怖いですよね。
スマホ育児は時と場合によって使い分ける
ではスマホ育児は絶対にやめたらいいのかということですが、これだけスマホが普及した今の世の中で完全に防ぐことは難しいでしょう。
なので私はスマホ育児はある程度許容し、時と場合によって使い分けるといいと考えています。
どうしても手が離せない時
料理中や急な電話、来客などによってどうしても手が離せない時もあると思います。
子どもを少しだけでいいので見ておいてほしいけれど頼む人がいない…。
そんな時に、5分から10分ぐらいのあいだでスマホに手を借りるというぐらいでの使用は仕方ないでしょう。
おとなしくしてほしい場面の時
映画館や公共の場など静かにしておいてほしい時に子どもが泣いてしまうことがあります。
そういった時に、ある動画を見せれば鳴き止むことが分かっていればそれに頼ってしまうということは悪いことではないでしょう。
少しの間だけスマホを見せておくということで、静かにおとなしくしてくれるのならママにとってお出かけする時の安心材料にもなります。
けれど頼りっぱなしは良くないです。長時間見せ続けることは避け、なるべく少しの時間で終えるようにしてあげてください。
お出かけする時にはスマホではなく、何か大人しくしてくれるようなお気に入りのおもちゃをあらかじめ用意しておいてあげるといいでしょう。
学習としての利用
スマホ育児がすべて悪いわけではなく、使い方によってはメリットを受けることもあります。
知育アプリや学習アプリなどの利用もそうですし、親と子で楽しめるようなアプリを使えば親子のコミュニケーションにも繋がります。
子供にスマホを一人で持たせるのではなく、利用時間を決めて親子で一緒に楽しむ。という使い方をするのはいいことだと思います。
まとめ
スマホ育児の是非についてお伝えしてきました。
スマホ育児はずっと使い続けていれば良くないことだけれど、時と場合によってはある意味仕方のないことと捉えることができるかもしれません。
親と子のコミュニケーション不足にならないようスマホに頼りすぎるのはやめ、どうしてもという場面でのスマホ育児に留めておきましょう。
また、ママであるあなたがスマホを使いすぎていると、子どもも「ママが使っているんだから私も」となることはある種当然ですので、ご自身のスマホ依存という面でも気をつけていければいいなと思います。